研究開発職×遠心ポンプ駆動装置
2022年05月18日
はじめに
今回は、私が就職活動をしてきた中で、印象に残ったJMSの製品として”遠心ポンプ駆動装置”の開発エピソードを紹介したいと思います。また、製品開発をする上での「開発の経緯」や「研究開発職の方の取り組みへの姿勢」を通して研究開発職の魅力を感じていただければ嬉しいです。
小型で軽量な遠心ポンプ駆動装置
JMSが開発した遠心ポンプ駆動装置(下記の写真が実際の製品です)は小型で軽量にしたもので、今まで利用できていなかったドクターヘリへの搭載を可能にしました。開発のきっかけは「救命用の遠心ポンプ駆動装置がほしい」という救命医の方の要望だったそうです。この開発は、当時はドクターヘリの数は少ないこともありニーズが少ないため、開発コストに対して利益があまり期待されないものでした。しかし、JMSでは医療現場のニーズに応えるために検討を重ね、病棟でもドクターヘリでも使用できる着脱式にすることで、収益をあげられる方法を導き出し製品を実現しました。
おわりに
このように利益を追求せず、現場のニーズに寄り添って研究開発を行っているというJMSの魅力の一つに触れ、選考を受けるきっかけにもなりました。こういった研究開発の姿勢は、一人の医師から誕生したJMSならではのものであり、今も創業者の想いが受け継がれていることのあらわれだと感じています。私もこれから研究開発職の一員として働くうえで、現場の想いに寄り添うことで、現場で本当に必要とされているものを創り上げられるような人になりたいと思います。